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2010年 08月 19日
ブリュッセルをブラブラ歩いていたときに、かわいい本屋さん「LE WOLF」を見つけました。フランス語・オランダ語・英語の童話・絵本を中心に扱っています。店内には親と子のためのカフェコーナー、聞き語り部屋用のジュークボックスとして、小さなウッドハウスが配置され、聞きながら、見ながら、遊びながら、お菓子を食べながら本に親しんでもらう試みを実現したブックストア。海外、特にヨーロッパにはときどきはっとするような書店に出合うことがあります。本の流通のあり方が日本と異なるからなのでしょうか。自由な発想の店が多いのよね〜。アメリカでも雑貨屋さんで料理本・インテリアブックなどが売られています。最近は日本の雑貨屋さんでも売っているところはありますが、アメリカと比較したらまだまだ(納品の仕組みがネックになっています)。料理の本はおしゃれな雑貨店、調理器具・材料店で売られたら、部数は確実に伸びる。ブリュッセルのおしゃれでかわいい子供向け本屋さんを見ていると、日本の版元、取次、書店の意識革命が必要だとつくづく感じるのでありました。
雑貨店、調理器具・材料店専門の書籍取次できないものでしょうか。出版不況を嘆く前に何かを起こさなくては……。 活字離れが激しい昨今、子供時代に本の楽しさを覚えない限り、大人になっても本好きにはならないだろうな〜きっと。1冊でもワクワクする本に小・中・高時代に出合ったら、本好きになるのだけど。 店内の奥がカフェコーナー。パパ連れの子供が多かったですよ。ベルギーのイラストレーターをピックアップしてもらいました。買ったのが下の2冊。1冊は有名な絵本作家だからどこかで見たことがあると思います。Kitty Crowtherの「MOI ET RIEN」。この人、短編アニメで賞を取っているような気がするけど……?。もう1冊は装丁がおしゃれなので手にしていたら「おすすめよ」とのこと。無名のイラストレーターGencveve Castermanが書いた「Costa Belgica」。超有名になるにはもうひとつ魅力に欠けるような…でもデッサン力はある。装丁がユニークです。綴じ込みのように折りたたんでカバーに挟んだ本(アメリカの雑貨屋さんで売られているギフトブックのスタイル)。ワークショップも開催しているようなので、ブリュッセルにお住まいの方は子連れでお出かけを。 「LE WOLE」 Rue de Violette,20 1000 Bruxelles TEL:02/512.12.30
by upon-books
| 2010-08-19 22:19
| editor
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