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2010年 12月 08日
編集部の書棚に並んでいた「パリの女」を読んだのはもう遙か昔のこと。なぜ紹介したかというと2刷りで今年増刷されたから。1刷りが1959年、2刷りが2010年。復刻版ではなく2刷りとして増刷なんて、粋ですね。紀伊國屋書店出版部でなければできないか。紀伊國屋書店出版部の本は、映画本やアカデミックな本が多いのですが、とても丁寧な作りで良書がたくさんあります。「パリの女」もその1冊。アンドレ・モーロアの文も朝吹さんの翻訳も、ニコ・ジェスの白黒写真もすばらしい。
文章も、翻訳も、普通の女たちの写真もすばらしい。翻訳は朝吹登水子さんです。 「パリの女たちは 山の手の女たちだけではない お屋敷町の女 高級車の女 オートクチュールで服を仕立てさせる女たちだけではない それは下町のクリニャンクールの女たち ブローニュ・ビアンクールの女たちでもあるのです パリの女たちは 新刊小説をひもとく女たちだけではない 巧みに前衛絵画を語り 抽象音楽や文学を語る女たちだけではない それはひまがなくて ちっとも本など読まない女たちでもあるのです だからといって考えが劣っているわけではない パリの女たちは 百花繚乱いろとりどり 奥さま方や小娘や モードの女王に勤労女性 市場の女丈夫 花売り娘…… そしてすばらしいのは それらがみんないっしょになって パリというあやに美しい混合物を 作りだしていることなのです」(本書P.5より抜粋) 「パリの女」アンドレ・モーロア・著 朝吹登水子・訳 ニコ・ジェス・写真 ¥2800+税・紀伊國屋書店出版部刊 50年前のパリの女を堪能してください。まったく古くなっていないのが感動的!
by upon-books
| 2010-12-08 09:50
| editor
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