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2010年 12月 13日
冬になると京野菜が東京のスーパーでもたくさん売られます。金時にんじんや聖護院だいこんが並ぶと、お正月がやってくる、という気分に。京野菜と聞いただけで、なんとなくおいしく感じられるから不思議ですよね。確かに京野菜は味が濃いように思います。神戸に取材に出かけたときに、神戸の八百屋さん「CA」に寄ってみました。「自然農法」「有機農法」「無農薬栽培」の野菜にこだわっているお店です。もちろん、京野菜も多種類揃っています。民家風のお店はとてもおしゃれな感じ。東京にはない造りの八百屋さんですね。
神戸市西山町3-10 TEL. 0797-38-3831 定休日・月曜日 ●聖護院だいこん 大きくまん丸な聖護院だいこんは、もとは長大根だったとか(知らなかった。冬になって近所のスーパーで1/4に切り分けて売ってます)。苦みがなくほんのり甘さがあり、長時間炊いても煮崩れせず、とろけるような味わいになるのが特徴。千本釈迦堂では、12月半ば、毎年、中風除けを祈願しての大根焚が行われる(今年はもう終わったようです。12/7・8日)。 ●金時にんじん 東京のスーパーでも冬になると売られる「京にんじん」。京野菜の代表と思っていましたが、明治以前から京都が主産地で栽培していたようではなく、京の伝統野菜には含まれていないとか。でも京料理には欠かせない彩りとして沢山使われているし、おせち料理には欠かせない……やっぱり、関東の住人にはおいしい京野菜よね ●みず菜 全国区で人気の野菜、みず葉。深い切れ込みがあるのが特徴のみず菜は、江戸時代以前から京都を中心に栽培されてきたものとか。京都のみず菜は千筋京みず菜ともいわれ、葉柄が繊細で細く白く、葉の緑とのコントラストが実に美しい野菜。鍋やおひたしにするのもいいのですが、みず菜サラダもおいしいですね。あっ、下味をしっかりつけた魚を丸ごと揚げて、水菜をたっぷりのせ、熱したごま油を回しかけてもおいしいですよ。
by upon-books
| 2010-12-13 07:48
| editor
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